食の安心・安全企業に学ぶ

ユウキ食品に聞いた、安全な食品を生み出すための取り組み

2016年11月22日

「私たち商品情報管理部門が、システム内で作成した商品規格書は、エクセルに変換され、すぐに社内のサーバー上に公開されます。これにより、営業部など規格書に対して専門の知識がない人間が、ファイルを作成する必要がなくなりました。また、お客様への対応に関しても、オンライン上で商品規格書が確認できるようになったため、回答までの速度が驚くほどアップしました」(西島主任)

また、情報のデータ化により、自社サイトへの情報開示も容易になったという。

「商品規格書の情報に基づいて、アレルギー情報や原産国、賞味期限など、かなり詳細に公開しています。また栄養成分一覧なども公開していますので、大半のお問合せは、ホームページを閲覧すれば解決するようになっています。ここ数年、お客様からのお問合せ自体は増えていますが、サイトへの情報公開によって電話での問い合わせは、むしろ減る傾向にあります」(小林部長)

HACCP承認で製造現場の危機管理を徹底

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食の安全・安心を消費者に届けるため、食品メーカーとして欠かすことができないもうひとつの取り組みが、食品製造における『現場』の危機管理だ。ユウキ食品では製造ラインに金属探知機や、微生物の発生を感知できる装置を設置するなど、万が一問題が発生した場合、責任の所在を明確化できる、いわば“安全の関所”を設けている。

「当社では、長野県蓼科(たてしな)工場でHACCP(ハサップ)(※)承認を取得しています。またHACCP承認は取得したら終わりということではありません。毎月1回、HACCP承認済の工場から、未承認の工場に対して、製造ラインの管理ノウハウや、食の安全の知識を共有しています。これによって、ほとんどの工場においてHACCPに準拠した製造が可能になっています」

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今後訪れるであろう“HACCP義務化”についてもスムーズに対応すべく、今から危機管理に余念がない。

創業以来、一貫して「安全は全てに最優先」を合言葉に調味料づくりに邁進してきた、ユウキ食品。定番商品は『化学調味料無添加の鶏ガラスープ』『四川豆板醤』など、業務用だけでなく家庭用にも広く浸透している。また最近ではエスニック料理で人気の香菜をふんだんに使った『パクチーソース』なども開発し、パクチーファンの話題を呼んだ。

数々の取り組みを通じて真摯に安心のおいしさを追求し続けながらも、新しい商品開発を忘れない企業姿勢こそが、コアなファンを掴んで離さない同社の人気の秘密なのかもしれない。

HACCPとは
食品の製造・加工工程で発生するおそれのある、微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、製造工程のどの段階でどのような対策を講じれば、より安全な製品を得ることができるかを定めた、衛生管理の手法。国連食糧農業機関( FAO )と世界保健機関( WHO )の合同機関である食品規格として採用を推奨し、各国で採用が広がっている。


BtoBプラットフォーム規格書

ユウキ食品株式会社

住所:東京都調布市富士見町1-2-2
電話:042-442-0801(代表)
事業内容:中華、エスニック調味料、食材の製造および販売
公式HP:http://www.youki.co.jp/

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