食の安心・安全企業に学ぶ

物語コーポレーションに聞いた、全国約400店舗を支える食の安心・安全対策

2017年02月22日

商品規格書の自社管理で、調査の時間を短縮化

問い合わせの対応が遅れると、消費者の信頼を失うだけでなく、大きな事態に発展させかねない。そんな危機意識のもと、物語コーポレーションでは商品規格書の自主的な管理を決意した。

「お問い合わせを受けたら、自分たちですぐ管理・確認できる体制にしておかないといけない。当時は時間勝負で待ったなしの状態でした。そこで取引先の多くが運用しているシステム『BtoBプラットフォーム規格書』で商品情報を管理することにしたのです。自分たちで商品規格書を管理して、製造工場名までしっかり記載するようにしたことで、調査時間が大きく短縮できたのです」(石黒氏)

今では消費者の問い合わせに対して、食材の原料や製造工場に至るまで、100%に近い精度で分かるようになっているという。

年間80社にものぼる工場監査を、効率的に実施

物語コーポレーションの飲食11業態

物語コーポレーションでは食材の情報管理の他にも、取引先の食品工場に対して監査を実施している。訪問数は年間80社にもなり、工場の体制が自社で作成した基準どおりになっているかチェックするというものだ。

「例えばセキュリティ項目では、工場に誰でも侵入できるかどうかや、監視カメラの数や画素数、録画期間、保存期間などをチェックします。そのほか従業員の休憩室の有無や、散らかり様などにも目を配ったり、工場の経営陣に対して、現場の従業員をどう扱っているかお尋ねしたりします」(石黒氏)

安全設備だけでなく従業員の福利厚生もチェック項目にしているのは、重要な理由があるという。

「従業員の待遇をチェックするのは、これまで食品工場で起きた食品汚染事件の中には、経営者と従業員との意識のギャップが起因しているケースがあるからです。我々は設備だけでなく、食に携わる人の意識も含めて、安全を確認するようにしています」(赤池氏)

物語コーポレーションでは商品規格書のデータを分析し、多くの工場の中から優先順位をつけて、効率的に訪問している。

「何百社もの取引先を均等に調査するには、情報の一元管理は必要不可欠です。自社で自主的に管理する体制にしたことで、より的確に食の安全管理が実現できていると感じています」(石黒氏)

焼肉やラーメン、お好み焼きなど11業態400店舗を展開する物語コーポレーション。ひとつの食材、ひとつの工場に至るまで安全管理をする心配りが、消費者の信頼を得ている要因のようだ。


BtoBプラットフォーム規格書 資料請求

株式会社物語コーポレーション

住所:愛知県豊橋市西岩田5-7-11
電話:0532-63-8001
事業内容:外食事業の直営による経営とフランチャイズチェーン展開
公式HP:http://www.monogatari.co.jp/

食の安心・安全企業に学ぶ バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ

通信暗号化方式「TLS1.0/1.1」「SSL3.0」のサポート終了について
メルマガ登録はこちら