食の安心・安全企業に学ぶ

水産卸の価値を高める、正確な情報管理術~株式会社ハンスイ

2018年04月04日

ハンスイメイン画像

横浜中央卸売市場の卸売グループを親会社に持ち、首都圏の回転寿司や居酒屋などへ、寿司ネタなどの鮮魚や冷凍の水産加工品を届けている株式会社ハンスイ。仕入れ情報は日々変わり、特に生食用商品は取り扱いが難しく、食の安心・安全を守るには多くのコストが発生します。どのような対策を取っているか伺いました。

市場直仕入れならではの鮮度と価格で外食を支える

【Q】沿革と事業内容を教えてください

ハンスイ千葉社長

代表取締役社長
千葉 洋明 氏

弊社は横浜中央卸売市場で水産物卸売販売をしている株式会社横浜丸魚の子会社として、1990年に設立しました。主に、寿司屋や居酒屋など約2000店への水産物、水産加工品の供給を担っています。一番人気はマグロで、親会社からの直仕入というメリットを鮮度と価格に生かしています。(代表取締役社長 千葉氏)

得意先のお店には、市場のリアルタイムな仕入れ情報をお知らせしています。今日、明日入荷する鮮魚の産地や規格を明らかにしたうえで、24時間365日ご注文いただいているのです。

また、商品を少量でも必要な量だけお届けするワンパック対応は、在庫を多く持ちたくない飲食店様などに喜ばれています。バックヤードがタイトで冷蔵庫の容量にも限りがあるお店は多いですから。(青木氏)

【Q】細やかな対応の中、特に心がけていることは何でしょうか?

ハンスイ青木様

取締役営業副本部長 兼 支店担当部長
青木 善隆 氏

弊社の主力商品は鮮魚ですから、品質には最も気をつかっています。食の安心・安全を守ることは、まさに生命線です。安全を守るにはコストがかかりますが、消費者にとっては安価な商品でも安心・安全が当たり前。コストがかかっていることを意識されることはありません。その分をそのまま価格に反映させるわけにいかないのは、難しいところです。

ただ、産地やメーカーにその分のコストを押しつけてしまっては、長いお付き合いはできません。得意先と仕入れ先の中間に立つ我々は、双方にどう喜んでいただき、安定した物流につなげるかが日々の戦いになります。(千葉社長)

水産品7,000アイテムの食の安全を守る管理体制

【Q】食の安全対策はどのようにされていますか?

まずは品質管理の徹底です。温度管理でいえば、超低温と通常の冷凍、チルド、乾物と少なくとも4温度帯が必要で、それぞれ出荷から配送まで極力温度変化がないよう神経を使って納品しています。また、親会社の横浜丸魚の品質管理室には食品衛生の専門家が常駐して、グループ内で指導・改善を不断に行っています。

もう一点重要なのが商品情報の正確な管理です。そもそも商品情報を知らなければ、自信をもって売ることはできません。逆にいえば、情報は付加価値になります。むしろ、商品だけでなく情報も流通させることが卸の重要な役割です。(千葉社長)


BtoBプラットフォーム規格書

食の安心・安全企業に学ぶ バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ

『BtoBプラットフォーム』とのID統合について
メルマガ登録はこちら