食の安心・安全企業に学ぶ

レシピと無添加食材の提供で、飲食店と農家にWin-Winを生み出す~エイジーエム

2018年09月11日

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イタリア料理をカジュアルに楽しめる「イタリアン食堂」を展開する株式会社エイジーエム。同社の特徴は、使用する原材料をすべて公開していること、有機・無添加の食材にこだわること。その理由は、ミアン サミ代表取締役社長の飲食業に対する強い思いにあります。なぜ正確な表示が必要なのか、事業にどう役立てているかを伺いました。

産地やアレルギーの表示で外食の価値を高める

【Q】「イタリアン食堂」のメニューブックには、食材の産地などを記載されていますね。

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代表取締役CEO
ミアン サミ氏

弊社は2015年の設立当初から、飲食店としてお客様に提供するメニューはすべて、どんな食材が入っていて、その食材はどこからきているのか、ひとつ残らず明記しようと決めていました。

なぜなら、私がこれまでに外食してきた際、店員から食材の明確な説明を受けた経験が一度もなく、ずっと困ってきたからです。

私は生まれも育ちも日本ですが、両親がパキスタン出身で、文化的に豚肉が食べられないという食の制限があります。また、友人やその家族に、食物アレルギーを持っていたり、ベジタリアンだったりといった理由で食事制限のある方々をたくさん知っています。

店側に知識や理解が不足していると、豚肉はダメでもベーコンは大丈夫だと思い込んで提供してしまったり、原材料に何が使われているか答えられないため、制限のある人はそのメニューを注文できなかったりと、外食を楽しむことが難しくなっています。

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十勝モッツァレラと手摘みバジルのソース

また、食の制限がなくても、自分自身や家族が口にするものに何が使われているのか、わかっているほうが安心できます。それが体に良いものであれば、より嬉しいでしょう。

誰でも週に1回くらい、自分の食生活の中で、産地もわかる有機・無添加食材を使ったメニューを楽しんでいただきたい。そんな思いで、弊社の「イタリアン食堂」では安心・安全な厳選食材のメニューを、お手ごろ価格で提供しています。(代表取締役社長 ミアン サミ氏)

イタリアン業態では珍しく、提供しているすべてのメニューでハム・ベーコン含め豚肉は使っていません。ドリンクメニューで酒類の提供はしていても、料理の原材料にアルコールを使うこともありません。イスラム教の戒律にのっとったハラールに対応するためです。

また、メニューブックにあるすべてのフードメニューでは、食物アレルギー情報を表示していますし、お客様からお問い合わせがあってもすぐ確認できる体制を整えています。(加納氏)

飲食店に、メニューをとおして厳選食材も提供するビジネスモデル

【Q】そのメニューは、他社に提供しているようですね

弊社の事業のひとつに、当店のメニューのレシピや使用している食材を他社にもご提供しています。飲食店の運営は、集客改善や人手不足など、さまざまな問題を抱えています。中でも、中小規模の飲食店で上位の悩みになっている課題のひとつに、メニュー開発があります。

たとえばある喫茶店でコーヒーにはとことんこだわっていても、フードメニューが弱くディナータイムに対応できない、といったケースもあるでしょう。また、有機・無添加の食材を使いたいと思っても調達が難しい、メニューブック自体の製作にも、手間やお金がかかるという悩みもあります。そこで、弊社はそんな課題に対しての解決策を打ち出しているのです。(ミアン社長)


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