経営者インタビュー

だから飲食業はやめられない~ゼットン稲本健一社長インタビュー

2014年04月29日

ハワイアンカフェ&ダイニングの「Aloha Table」をはじめ、小料理バル、フレンチレストランなど、様々な業態とブランディングで全国に店舗を拡大している株式会社ゼットン。その指揮を執る稲本社長は、プロダクトデザイナーとして社会に出たと同時に、クリエイティブな視点から多くの店舗をプロデュースして来た。

業界の風雲児と言わしめる“稲本イズム”の原点と、 “感性経営”ともいうべき事業展開の源泉は? その成功への道と今後の展望を聞いた。

最初は起業したいという意識は全くなかった

【Q】ゼットン設立に至った経緯を教えていただけますか?

起業前は名古屋でプロダクトデザインの会社に身を置いてデザイナーとして働きながら、いくつかの店舗のプロデューサーもやっていました。それは単純にモノづくりが楽しくてやっていたわけです。

そんな中、クライアントである飲食店経営者に提案したもので、僕が「絶対にいける」と思っていた案件に対して、「これは絶対に無理だ。そこまで言うなら稲本さんが自分でやってみたらどうなの?」と言われたんです。それで、若気の至りもあって「じゃあ、一丁やってやろうじゃないか!」と負けん気を出して始めたのがきっかけになるのかな。

だから、もともとは社長になる気はまったくなかったのです。

【Q】看板ブランドでもある「Aloha Table」のコンセプトは、どういった所から着想されたのですか?

Aloha Tableのメニュー

あるプロジェクトでハワイアン・コーヒーの販売に関わる会社の役員をやっていた時期がありました。当時はハワイのコナ・コーヒーがまだまだ高価で、苦戦していたんです。その時、単にコーヒー豆を売るのではなく、ハワイアン・カルチャー全体の中にハワイアン・コーヒーを位置づければ自然にコーヒー豆の消費が上がっていくのではないかと考えました。

そこで2005年に、名古屋の金山の地に一号店を出したのがアロハテーブルの起源です。


われわれは肩ひじをはらずに自分らしい生き方で、「感覚」の贅沢を求めている層を“カジュアル・リッチ”と呼んでいるのですが、そういうものを求める方に向けてハワイアン・カルチャーを具体化したのが「Aloha Table」になります。

ハイアン・カルチャーは、ローフードやマクロビ、ヨガやフラダンス、あと僕もやっているサーフィンやトライアスロンなど、老若男女すべての人にコミットするとても度量の広い文化ですからね。それに今の日本人が求めるゆとりや癒しにもあっています。

ちなみに、「Aloha Table」が何よりも凄いのは、お店の全売上げの半分以上を昼間に作っているという点です。ノンアルコールが主体となっている本当に珍しいスタイルなんですよ。


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