経営者インタビュー

奇抜なアイデアで新しい外食マーケットを切り開く~ゴリップ・勝山昭社長

2016年04月04日

【Q】具体的には、どのように広めていったのですか?

あえて男性に配ったフェイシャルパック

当時、ご来店いただいたお客様へ配っていたツールに『フェイシャルパック』がありました。「包んで食べたあなたを最後はパックで包みます」みたいなシャレですね(笑)。ただし、それを『女性』に配っては意味がないんです。あえて『男性』のお客様限定で配りました。

すると、男性は自分でパックを使わないので、奥さんか、彼女か、とにかく誰か女性に自動的に渡してくれるのです。それで「サムギョプサル?包む?何コレ?」って聞かれたら、店の事を説明しないわけにいかないでしょう?そんな風に勝手に拡散する販促の仕組みを、いろいろ考えていました。

【Q】他にはどのようなことを?

ライターのデザイン見本

京都・祇園の2号店では、先ほどのフェイシャルパックとは反対に、祇園の夜のお店で働く女性限定でライターを配りました。タバコケースにすっぽり入る薄型のライターにして、表側には目立つ様に「包まぬ豚は、ただの豚。」とだけ書いてあるわけです。

話を聞かないと飲食店のライターだと分からない位に、情報量を絞ったのもあえてですね。お客さんのタバコにそのライターで火を付けると、「何コレ、面白いライターやね」って勝手に話が盛り上がるんです。会話のツカミの『ネタ』としても喜んでもらえました。

「日常食以外はやらない」という業態づくりへのこだわり

【Q】そんなベジテジやも、10年の節目を越えて安定しているように見えます

ベジテジや渋谷道玄坂店

数年前の、韓流ブームの時が一番大変でした。ブームに乗って、豚バラを焼いてゴマ油をつけるだけの、いわゆる『サムギョプサル屋』が街に乱立しました。

メディアなどに取り上げられ、さらに行列が伸びていくのを見て、私たちが地道に築き上げてきた『包み専門店』としてのサムギョプサル文化が、根底から覆されてしまった思いがしました。

しかし、ブームが去るのと同時に一斉にサムギョプサル屋が減った今でも、我々の店が生き残れているのは、自分たちのだけの『他にない業態』というスタイルを貫けたからだと思っています。そこで得た経験は、他の業態でも活かしていきたいですね。


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