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どこからアウト? 飲食店で発生しやすいパワハラと業務指導の違い

2018年06月29日

■身体的な攻撃

相手を叩く、殴る、蹴るなどの暴行がこれに当たる。

<アウト>
(1)叱責するとき、コック帽、書類、トレイなどで叩く、小突くなどする
(2)イスを蹴る、調理器具を叩きつける、壁に投げつける(相手にはぶつけない)
(3)机を叩くなど、大きな音を立てて叱責する

「身体的な攻撃は傷害や脅迫にあたり、論外です。本人に対する直接攻撃は1回やっただけでアウトです。当たらないようにものを投げつけるといった行為もパワハラです。決してやってはいけません。大声や大きな音を出すのも脅迫です。大声でなく長時間ねちねちやるのもいけません」

<注意>
(1)ユニフォームを投げつけて渡す
(2)「がんばれ!」と肩、背中などを叩く
(3)注文ミスの料理を食べさせる

「怒りにまかせてユニフォームを投げつけるのはアウトですが、“ランドリーボックスに入れといて”と乱暴に投げるのはパワハラとまではいえません。ただ、あまり感心できる行為ではないのでやめた方がよいでしょう。こういった行為を積み重ねればアウトになります。
がんばれと激励のつもりで叩くのはパワハラではありません。ただ、相手が攻撃を受けたと感じるほどの力でやる、何度も繰り返すのは適正な範囲から逸脱しています。
注文ミスの料理を、相手が断ることができる状況下で『食べてもいいよ』というのは構いませんが、罰などでの強要はNGです」

■精神的な攻撃

脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言が該当する。

<アウト>
(1)客の前、同僚の前で、見せしめとして叱責する
(2)のろま、頭が悪い、無能、給料泥棒など、侮辱・暴言に当たる言葉をいう
(3)これできなかったらクビなど、雇用についていう

「人前で人格を否定したり傷つけたりするような言動は業務上の指導としては不適切です。
クビなどは、相手が懲戒ギリギリで次やったら解雇と決まっているならともかく、そうでないなら不要な雇用不安を与ることになりアウトです」

<注意>
・「あなたのやる気を感じない」など、勤務態度について注意する

「『やる気』だけでは漠然としており、指導として適切とはいえません。本当にやる気を感じない相手を指導する場合は、どこがダメでどうするべきか、事実を具体的に指摘するべきでしょう」

■人間関係からの切り離し

隔離・仲間外れ・無視が該当する。

<アウト>
(1)特定の人を全員参加の会議に参加させない
(2)特定の人を全員参加の飲み会、食事会に呼ばない
(3)特定の人に挨拶しない、話しかけない

「会議は、参加させない合理的な理由があれば別ですが、そうでないならアウトです。
食事会なども、全員参加の場合は声をかけないとアウトです。
無視もアウトです。他の人とは談話するけど、特定の1人とは仕事の話しかしないというのもいけません」

<注意>
(1)「あの人は仕事できない」など評価を流す
(2)店ではなく、倉庫などで1人で長時間作業させる 

「実際に技術不足などで任せらず、他の従業員に『この業務をあの人に担当させないように』と事実のみを伝えるなら業務上の指示です。ただし不必要なことまで言ったり、関係ない人にまで吹聴してはいけません。

倉庫などでの個別の作業は、いやがらせではなく、業務上の必要な合理性があるならパワハラにはあたりません」


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