経営者インタビュー

肩書きなしの「非中央集権型組織」で、個店とチェーン店のいいとこ取り~クラマ計画・佐竹伸彦社長

2018年11月01日

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佐竹伸彦(サタケノブヒコ)…1978年生まれ。電機メーカーのエンジニアを経て、飲食の道へ。2009年に1号店「ちゃぶ」オープン(2017年に「あずき色のマーカス」にリニューアル)。以降、2018年10月現在、大阪市内で10店舗を展開中。

大阪市内に10店舗の居酒屋を展開する株式会社クラマ計画。全国の地酒と手づくりの料理「和酒吟蔵」、立ち飲み「ジャックとマチルダ」など、それぞれ異なるコンセプトで独立的に運営される店舗に、店長は存在しない。代表取締役の佐竹伸彦氏によれば「組織的個人店の集合体」なのだという。クラマ計画の肩書きによる上下関係がない“非中央集権型のフラットな組織づくり”は、次世代的な組織の形として今、注目を集めている。

【Q】飲食業に携わるようになった経緯を教えてください。

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株式会社クラマ計画
代表取締役 佐竹伸彦氏

中学生の頃から、将来は何か商売をしたいと考えていました。実家は洋品店、祖父も呉服店を営んでおり、商いは常に身近にあったのです。飲食業を志したのは、料理が好きだったということもありますが、誰でも参入できて、全国展開しているようなチェーン店に個人が勝負を挑むことも可能な、下克上の世界が面白そうだと思ったからです。

国内で2年、アメリカに渡って2年、和食の経験を積んで2009年に大阪・天満に25席の居酒屋を出しました。素材へのこだわりはあったものの、夫婦で切り盛りする普通の居酒屋でした。当初は店舗を増やすつもりはまるでなく、ちっちゃい店で好きな料理をして、「いつも頑張っとんな」と応援してくださる常連さんたちと楽しく過ごせればいいと思っていました。

【Q】店舗拡大のきっかけは何ですか?

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妻が産休で店を離れたため、人を雇うようになり、雇うからにはちゃんとしなければと考えたのです。店舗が増えない職場だと、オーナーである私が店長でいる限りスタッフには次のステップがありません。そうなるのはイヤでした。それにやはり、ひとりで店をやるのは寂しかったんです。

ある時、妻もスタッフもいない中、すごく忙しい営業を自分ひとりでこなし終わってみたら、当時の最高売上を記録したことがありました。夜中にすべての仕事を終えて「やったー!」と店内を見回しても、いるのは自分だけ。山積みになった皿を前にして、一緒に喜びあえる仲間がほしいと思いました。

その後、規模を拡大させて資金力を増やしていくと、ある程度リスクをかけて新しいことに挑戦できるようになりました。新しいことをやっていくと、またそこに色々な人が集まってくる。料理が得意な人、接客のスペシャリスト、オペレーションの達人といった知識や技術の集団で何かを作りあげる良さというものも、しだいに感じるようになっていきました。


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