経営者インタビュー

肩書きなしの「非中央集権型組織」で、個店とチェーン店のいいとこ取り~クラマ計画・佐竹伸彦社長

2018年11月01日

【Q】どのような組織構成ですか?

20181102_kurama_5

一般的に組織といえば、上が決めたことは絶対で下からの意見は通らない、いわゆるピラミッド型の縦社会です。しかし、弊社はフラットな組織で、役職としての上下関係は存在しません。部長やエリアマネージャーもいないし、店長もいません。もちろん、技術の差やキャリアの差があるので、それに応じた給与や待遇の違いは当然あるし、実質的な役割を担当している人はいますが、役職や肩書きは存在しません。私も社長ですが、立場的な上下関係があるわけではありません。

たとえば、ある店舗の誰かが新メニューを考える場合は、現在40名あまりの全社員が参加しているグループチャットに、アイデアを発信します。それに対して、他の社員たちは、みんなで「もっとこうしたらいいのでは」「前にこんなメニューを作った」といったアドバイスを送ります。最終的に決定するのは、問題提起をした本人です。周りの力を生かしながら、個人が考えて判断をしていくわけです。

自分の考えをしっかり持って的確な指摘ができる人は、みんなから評価されます。弊社にはいわゆる上司がいないので、給与の査定はみんなの評価で変わってきます。一般的な企業でも行われる「360度評価」です。複数の評価者で多面的に査定しあうことで、実態に近い評価が得られますし、私が何かしなくてもみんなががんばるので、自然と組織が良くなっていきます。

【Q】これまでにない組織づくりですが、今後そんな企業が増えていくと思いますか?

今までピラミッド型でやってきた組織をフラット化させようとしても難しいと思います。全員が同じマインドにならなければ機能しません。ただ、30歳から下の若い世代――いわゆる「86、96世代」には、この考え方がなじむ傾向があるので(『FOODIT TOKYO 2018』レポート後編 参照)、いわば次世代型の組織といえるでしょう。まだまだ、改善していかなければならない部分は多いので、取り組みとしては試行錯誤中です。今より規模が大きくなったら、やり方も変わってくるかもしれません。

でも同じような組織が増えてくれば、飲食業界で楽しく働ける人が増えることにつながります。これからも店舗展開は続けて、飲食の世界にインパクトを与え、業界全体を少しでも良くしていきたいなと考えています。


株式会社クラマ計画

住所:大阪府大阪市北区天神橋3-1-11 電話:06-4792-7064
事業内容:飲食店の経営

経営者インタビュー バックナンバー

おすすめ記事

関連タグ

『BtoBプラットフォーム』とのID統合について
クレディセゾンの支払代行サービス
フーズチャネルコンテンツガイド