企業のIT活用術

足では探せない希少食材を全国から募集。人気店を支える効率的な仕入術~スマイルリンクル

2019年01月17日

セルフの良さにある意味とりつかれ、今で言うインターネットカフェのような漫画喫茶も経営しました。お客様自身が読みたい本や飲み物を好きなように選び、読み終えたら元の場所に戻してくれるなんて、素晴らしいと思って。

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漫画喫茶のオープンから2年後には、赤坂にセルフ鉄板焼きの店も出しましたが、これは大失敗でした。鉄板焼きのセルフ業態という、当時の世になかったものを広めるパワーが私にはなく、数年で業態を変えることにしました。 

でも、この失敗が、「美肌コラーゲン鍋豚しゃぶしゃぶ春夏秋豚」のオープンにつながったのです。(森口社長)

インターネットの海に漕ぎ出し、新たな食材と出会う

【Q】失敗から、どのような経緯で繁盛店が生まれたのでしょうか?

業態開発のため、新たな食材探しをしていた2006年に、日本全国の取引先や食材をWeb上で検索できるシステム『BtoBプラットフォーム商談』を導入しました。その頃は漫画喫茶もネットカフェの要素が強まるなど、これからはネットの時代だといわれていて、弊社もネット活用の可能性を模索していたのです。 

それまでの食材探しは、肉なら知り合いの肉屋さんに「こんな肉ないですか」と聞いたり、経営者仲間から紹介していただいたり、身近な範囲で探すしかありませんでした。それが『BtoBプラットフォーム商談』では、ネットを通じて、「豚バラスライスが欲しい」と募集すると、条件にあった提案や見積もりを全国の業者さんが送ってきてくれるのです。

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いくつかの会社と連絡をとり、サンプルを頂いたりと比較検討する中で出会ったのが、新潟のブランド豚「越後魚沼健康豚」でした。
「しゃぶしゃぶ業態」をやろうと思いついたのはこの時です。しゃぶしゃぶなら、すでに世間に浸透しているセルフ業態で、かつ、シンプルに素材そのものが主役になります。

新業態の決め手は、「越後魚沼健康豚」の徹底した衛生管理と、こだわりの飼料や飲み水で時間をかけて肥育したきめ細かな肉質、他にない味の良さでした。小規模の生産者さんが手がけていた食材で、地元で流通する他はほぼ知られていません。 

我々も、自分たちの足で探していたのでは、到底たどり着けなかったと思うと、調達のシステム導入なしには誕生しない業態だったのかもしれません。「美肌コラーゲン鍋豚しゃぶしゃぶ春夏秋豚」は、オープンしてすぐに幅広いお客様から評判をいただいて、起死回生を遂げることができました。(森口社長)

BtoBプラットフォーム 商談』は、今でもちょっと珍しいものや、変わった野菜などを探したいときに活用しています。導入した12年前に比べ販売業者さんも増え、本当に色々な食材を探すことができますね。(管理部長)

ITによる一元管理で欠品を防ぎ、確実な発注を

【Q】食材調達のためのシステム化は、大成功だったのですね。

食材探し以外にも、システム導入の目的はありました。当時運営していたのは3店舗ほどでしたが、日々の発注は業者ごとに、FAXだったり電話だったり、もしくは納品時に口頭で行ったりとバラバラでした。伝票の形式もそれぞれ違うし、どうにかまとめられないだろうかと思っていました。(森口社長)


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