経営者インタビュー

「個店こそが町の顔になる時代」29歳の経営者が挑戦する、地域に根ざした飲食店~Sunrise・菊池厚志

2019年04月12日

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串揚げに、とろろ鍋を組み合わせた「華金」

それに、学芸大の店に地元の仲間たちがたびたび来てくれたのも、とても心に残っています。地元っていいなと、どうせならただ飲食をやるだけじゃなく、外食を通じて川崎の町を盛り上げていきたいと考えるようになりました。

そこで2014年、24歳で独立して株式会社Sunriseを設立し、川崎に串揚げ業態の居酒屋、「華金」を出店したんです。川崎でのドミナント展開も当初から念頭にあって、5年で5店舗5業態という目標も立てました。今年で5年目を迎え、現在4店舗4業態となり、5店舗目の出店も今、動いています。

【Q】業態はどのようなコンセプトで考えていますか?

根底にあるのは常に、飲食で川崎の町を面白くするということですが、やや抽象的ですよね。一番は、“この町にないもの”です。どこにでもある店をやっても面白くないですから。 

東京にあってもいいし横浜にあってもいいけど、川崎にはない店を考えます。たとえば、炉端焼きの居酒屋も、はじめた頃は川崎では珍しい業態でした。

業態開発にあたっては、実際に飲み歩くのはもちろん、SNSもかなり活用します。同業者同士のネットワークで評判がいいとか、新規オープンで気になるといった店があれば、クチコミグルメサイトを片っ端からチェックしたり。

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少しずつ川崎にも増えてきた
人気の炉端焼き業態

実際にオーナーさんに会いに行くこともあります。私はまもなく30歳ですが、20代のうちは「教えてください」ってストレートに飛び込んでいいと思っています。 

経営者には3タイプあると思うんです。まず、クリエイティビティに溢れ、センスの良さで成功する人、それから、勉強熱心でロジカルに成功させる人です。センスいい経営者、頭いい経営者の他にいるのが、勢いだけの経営者で、典型的なのが私でした。

でも、居酒屋甲子園の理事になってたくさんの方に出会い、経営は勢いだけじゃダメだよ、店作りはこうやるんだよ、と教わったおかげで、店も増やすことができたと思っています。

個店・個人が、世の中を動かす―“個”の時代へ

【Q】居酒屋甲子園の理事として、昨今の飲食業界に感じる変化はありますか?

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社会的に人手不足といわれて久しく、特に飲食業界は深刻だといわれますが、本当にそうか? という思いがあります。 

私自身、運営側に立って最も学んだ部分です。居酒屋甲子園では、本当に志が高く、飲食業だけでなくさらにその先を見据えた店づくりをしている先輩方にたくさん出会いました。飲食を通じて、従業員を幸せにしたい、生産者をサポートしたい、地域に貢献したいといった揺ぎないビジョンやミッションがあるんです。そんな経営者のもとには、共感する若い人たちが一緒に働きたいと集まってきて定着するので、人手不足にはなりません。

また、理念が強い経営者は従業員満足度(ES)を上げるのが上手く、それをお客様満足度(CS)につなげるバランス感覚も優れていると感じます。うちはまだ弱いですね。これからです。 

弊社の話をしますと、最近では、「ありがとうの見える化」に取り組んでいます。スタッフ同士でお互いの良いところを伝えあうサンクスカードをアプリで導入し、営業後にコインを贈りあうようにしました。褒めあう習慣で社内風土が良くなってきた手ごたえがあります。


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