経営者インタビュー

「個店こそが町の顔になる時代」29歳の経営者が挑戦する、地域に根ざした飲食店~Sunrise・菊池厚志

2019年04月12日

個店ならではの細やかに手をかけた魅力でお客様に喜んでいただくには、どうしても人手が必要です。いかに楽しく働いてもらうかといった、環境づくりを大事にしています。

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もうひとつ、変化という点でいえば、今は「個の時代」だなと感じます。たとえば居酒屋甲子園で優秀店長に選出された人は、一企業の社員でありながら、100人の聴衆を集める社外研修で講演を行うこともあります。

外食の枠組みを超えて個人が社会に発信する時代、社会もより個人にフォーカスする時代になっていると思います。 

飲食店自体も個の力が強まっています。地方の2店舗しかない店でも、繁盛していれば、外食業全体に影響を与えるんです。実際に、そんな店は増えています。これからは、店舗数に関わらずより地域に密着した、あの町といえばあの飲食店だよね、という小さな企業がたくさん出てくる予感がしています。 

インターネットによる情報網の発達で、一個人や一個店が、どんな離れた場所にも情報を発信できる時代です。逆にいえば、ウソやごまかしはすぐにバレてSNSなどであっという間に広まるので、本物しか残れないでしょう。

町の価値をあげる店づくりを目指して

【Q】実際に地域密着の店づくりをして、外食で町が変わった実感はありますか?

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シンプルだが個性的で目立つ外観
鮮魚と炉端焼きの店「魚炉魚炉」

現時点では、変えられそうだ、という予感ですね。

川崎は今でこそ、再開発や大型商業施設で変化していますが、かつてのちょっと治安の悪いイメージをひきずっている一面も残っています。

まだところどころに、工業地帯の名残の、ごちゃごちゃしたエリアも実際あります。でも、極端にいえば、きれいなレストランがあれば、その店先をあえて汚そうという人はいないじゃないですか。

弊社に限らず面白い店がもっと増えて、「川崎ってなんかいい飲食店多いよね」と言ってもらえるようになれば町は変わったといえるでしょう。

その店があることで町の価値があがるような、そんな店づくりをしたいです。とはいえ、ギャンブルや繁華街といった猥雑さもまた、町の魅力なんです。そんな様々な町の顔のひとつに、食の面で関わっていけたらいいですよね。 

【Q】今後の展望を教えてください

具体的な計画はこれからですが、身近すぎて自分でやる発想がなかった蕎麦業態でも出店したいと思っています。改めて考えると子どものころから食べ続けていた蕎麦は、やはり一番好きな食べ物なんです。ゆくゆくは蕎麦業態での海外進出も視野に入れています。海外店舗の1号店が川崎にあるというのも、町にひとつ価値を与えられるのではと考えています。 

また、取り組みとしては小さなことかもしれませんが、店舗では積極的に地元の食材を使うようにしています。たとえば希少な川崎の地酒を仕入れて、お米も県産品を使っています。豆腐は毎日町のお豆腐屋さんで買っています。今後は、そんな仕入で取引のある川崎の商店さんとのコラボレーションで、業態開発ができたらと思っています。

 たとえば酒屋さんと組んで、角打ちの雰囲気がある日本酒バルとか、歴史ある町のお豆腐屋さんの屋号で一緒に店づくりをしたり、といった構想です。面白い店づくりに取り組んでいくことで、地域商店の活性化にもつながればと思い描いています。


BtoBプラットフォーム受発注

株式会社Sunrise

住所:神奈川県川崎市川崎区駅前本町2-11都ビル3階 電話:050-3463-5037
事業内容:飲食店の経営

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