愛されるお店の作り方

ハイボール50円?常識の逆をいく原価戦略で他店を圧倒する怪物店~居酒屋それゆけ鶏ヤロー(遊ダイニングプロジェクト)

2019年05月07日

競争が激しい学生街では、ただ低価格を売りにするだけでは生き残れない。卒業してしまえばその土地に戻らない学生は固定客になりづらく、新しい居酒屋も次々に出店する。それでも圧倒的な集客力を誇るのは、綿密に練られた宴会プランのおかげでもある。

「にぎわい」を演出すれば、お客は自然と集まる

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「なんとなく安い、美味しい、また行こう」と思ってもらえる価格に加え、鶏ヤローでは、お客さんで満員の状態を作り出すことも「演出」の一部だと考えている。

「内装は2の次と言いましたが、実は『お客さんが満員で入っている状態』が、いちばん良い内装なんです。高いお金をかけて店を作っても、お客さんが入らなければ意味がないでしょう。うちは店舗の初期投資が安い分、大きな儲けを目指さなくてもいい。その分、お客さんに還元できるんです」

安くて美味しい店だという評判が広がれば、ますますお客さんが増える。初期投資が安くても、活気のある店作りは可能なのだ。

もちろん、店舗スタッフによる接客サービスも充実させている。「サービス原価は0円だから」と言う和田社長は、顧客にあたたかいコミュニケーションを楽しんでもらおうと、社員研修を充実させている。給与も業界水準より高く設定し、接客に長けた人材確保に努める。

低価格だから、大学生がメイン顧客だからといって、サービスをおざなりにしない。むしろ安いからこそ、活気のある接客でにぎわいを演出しているのだ。

低価格路線は「オワコン」じゃない

今、各所で「低価格路線は厳しい」といわれる。牛丼チェーンに格安居酒屋、ファミレスなど、デフレの牽引役となってきた飲食業界が批判にさらされることもある。しかし和田社長は「低価格市場へのニーズはなくならない」とし、フランチャイズと直営店を合わせて100店舗の展開を目指す。

「飲食業界では、『食べ放題と激安路線はおしまいだ』みたいに言われることもあります。競争も激しい。でも、どんな時代にも『安く飲みたい』という層は一定数います。むやみに高級店を出すより、鶏ヤローの成功を軸に横展開していきたいですね」

確実にある低価格へのニーズ。他からなんと言われようと、試行錯誤と緻密な計算で成り立つ堅実な経営で学生や社会人層から支持されている「居酒屋それゆけ鶏ヤロー」。これからもにぎわう店を着実に増やし、若年層の心を掴みつづけるだろう。


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居酒屋それゆけ鶏ヤロー柏店(株式会社遊ダイニングプロジェクト)

住所:千葉県柏市柏3-7-21 お話:和田成司社長
電話:04-7189-8887(店舗) 公式サイト:https://www.yuudining.com/

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