経営者インタビュー

肉業態「格之進」の生産者と消費者をつなぐ事業モデルで、向かうところ敵なし~門崎・千葉祐士社長

2019年07月17日

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千葉 祐士(チバマスオ)・・・1971年生まれ。岩手県出身。1999年4月より外食事業の五代格之進を開業し独立。
現在は牛肉販売、卸・食品加工、肉料理を中心とした飲食店を都内12店舗、山梨1店舗、岩手3店舗展開する。

近年の肉ブームを牽引する熟成肉、塊焼き などの先駆けとして、「門崎熟成肉」を広めてきた千葉祐士社長(株式会社門崎)。さまざまな肉業態が新規参入をめざし、競争が激化するなか、利益を生産者に還元するという六次産業化の理念を貫きながら、成功を収めている。一貫した経営哲学と生産地への想いを伺った。

消費者の『食べる』という行動を通じて、生産者に投資する

【Q】まずは御社の経営理念について教えてください

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株式会社門崎 千葉祐士社長

経営理念は「日本の食と農の未来を消費者と生産者と共にクリエイトする」です。

今、日本の食は危機的状況にあります。農業従事者の平均年齢は65歳以上。15年以上たつともう、現役の農家がほとんどいなくなってしまうところまで来ています。

だから私たちが支えないといけません。今後は食に関わっている人たちが、食の消費を通じた投資をどうデザインしていくかが重要です。

私は実家が牛の生産者でしたし、岩手の一関に育てられてきましたから、地元の生産者を少しでも応援したいという想いを強くもっています。そして地域と消費者、生産者をつなぐプラットフォームになりたいと考えているのです。

生産者は値段を決められない

【Q】「格之進R」や「格之進82」などの肉業態を始められたきっかけは何でしょうか

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生産者って、売るときの値段を決められないんですよ。牛を育てて出荷しても、値段はセリの相場で決まります。

相場ですから、需要が減れば当然値段も下がります。

適正な原価をかけて作っているので、”売れない”と思う金額がつくこともあります。しかし、売らずに持ち帰るわけにもいかないというのが現状です。

ではどうしたらいいのか。『自分のところで売ればいいんだ!』と。生産者自身が、飲食店を通じて消費者に直接売ろうと考えたことがきっかけです。

【Q】他にも消費者に直接販売できるメリットはありますか

経営理念の「消費者と共に」という部分にも関わってきますが、食べるという行為を一般的に、消費っていいますよね。でも、私の中では消費より投資活動に近いと思っています。

飲食店は、いわば証券取引所と一緒で、私たちはそのプラットフォームを通じて岩手のお肉という証券を売っているようなものです。


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