ブームの真相

アメリカ発のバーガー「スライダー」が流行の兆し

2015年10月06日

新メニューしての魅力と、ポテンシャル

スライダーをレギュラーメニューとして提供する4店舗をリサーチした松原さんは、スライダーに秘められたポテンシャルに期待を寄せる。

「それぞれの営業スタイルを上手く生かしながら独自の工夫を凝らしている点に、改めて深い感銘を受けました。見た目も非常にキャッチーで、お客さんのワクワク感を駆り立てるメニューとして期待できると思います。通常のハンバーガーは、『かぶりつく』『噛みちぎる』というガッツリイメージで、それが醍醐味でもあるわけですが、スライダーは違います。ひと口ふた口で食べ切れる食べやすさが魅力です。つまり、小さいサイズのハンバーガーというよりも、全くの別物だと考えるのが適当でしょう」

もはや、ハンバーガーの一バリエーションとしての枠を越えた、スライダーの存在。食べやすいサイズと見た目の可愛らしさが特徴だけあって、やはりターゲットは女性に向けるのが妥当なのだろうか。

「メディアやネットでは、女性をターゲットにした情報が多く見られます。確かに、小さくて可愛らしくて色んな味が少しずつ楽しめるという点では、女性の好みにピッタリはまるものです。しかし、むしろ男性にこそ重宝されるのではないかと思っています。実際に、アルコール業態のお店が上手に活用している事例もありましたし。食事よりもお酒メインの業態では、特に有効なメニューになると思います」

最後に、今後のスライダーの広まりについて松原さんに予想してもらった。

「飲食店にとっては活用の幅が広い、文字通り『小回りの利く』メニューとしてとても魅力的なアイテムだと思います。『やりたい』と感じるお店は多いのではないでしょうか。ただ、その興味や魅力をお客さんとどう共有するか…。となると、やはりアピールの仕方が大事になってくると思います」

ハンバーガー探求家も一目置く、アメリカ生まれの小さなハンバーガー「スライダー」。メインにもサブにもなりえるメニューとして、活躍が期待できそうだ。

「HAMBURGER STREET 01 創刊号」(編著:松原好秀)

価格:1,080円(税込)
発売日:2009年7月31日

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