ブームの真相

国産クラフトジンに要注目。個性的なボタニカルを使ったジンがじわり人気

2018年09月14日

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2018年6月、東京・天王洲で日本初の、ジン・フェスティバルが開催された。業界関係者だけでなく一般消費者も巻き込んだ、ハードリカー(蒸溜酒)のイベントとしては異例の規模で、2日間で訪れたのはのべ5000人以上。国内外の幅広い世代がジントニック(ジン&トニック)などのカクテルや有料試飲を楽しんだ。

イベントの中心になったのは、小規模生産者などによる個性的な「クラフトジン」だ。特に、国内で2016年以降にさまざまな酒造メーカーが相次いでリリースしている「国産クラフトジン」に、いま注目が集まっている。

その土地ならではの素材を生かした個性的なジン

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株式会社フライングサーカス
代表取締役 三浦武明氏

ジン・フェスティバルを主催した株式会社フライングサーカス代表取締役三浦武明氏は、「国産ジン元年ともいえるのが去年、2017年」と語る。

「国産クラフトジン第1号は2016年10月にジン専門の蒸溜所、京都蒸溜所が発売した『季の美 京都ドライジン(以下、季の美)』です。2017年に入ると、サントリーやニッカウヰスキーといった大手も参入し、わずか2年余りの間に30銘柄近い国産クラフトジンが生まれました。今後も続々とリリースが予定されていて、このムーブメントは現在進行形です」

にわかに熱気を帯びはじめた感のある、国産クラフトジン。ブームはなぜ生まれたのか。そもそも、クラフトジンとは、一般的なジンと何が違うのか。

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ジュニパーベリーが入っているかどうかが
“ジン”の決め手

「ジンは、簡単にいえば、ジュニパーベリー(和名:セイヨウネズ)という針葉樹の実を中心にボタニカル(草根木皮:そうこんもくひ)と呼ばれる、ハーブやスパイスなどの香味成分で風味をつけた蒸溜酒です。

ベースとなるスピリッツは麦などの穀物を原料にするのが一般的ですが、細かい決まりはありません。ジンとひとくちに言っても、作り手によって、また使用するボタニカルによって、まったく違う味わいが生まれます。

クラフトジン最大の特徴と魅力は、まさにそこにあります。大手メーカーが手がけるものもありますが、多くのクラフトジンは家族で経営しているような小規模な作り手が、その土地ならではのボタニカルを使って、他にない個性豊かなジンに仕上げているのです」

たとえば、「季の美」の場合は米を原料とするライススピリッツを原料に、玉露、柚子、ヒノキ、山椒など日本ならではの素材をボタニカルとして使用している。クラフトジンが近年、脚光を浴びている理由のひとつが、この「その土地ならではの素材を生かした作り方」にあるという。


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