ブームの真相

国産クラフトジンに要注目。個性的なボタニカルを使ったジンがじわり人気

2018年09月14日

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「ここ20年あまりで物流も発達し、都市部を中心に便利な世の中になっていった一方で、地方でもどの駅前も同じような店が建ち並び、その土地らしさといったものが見えづらくなったと感じませんか。

そんな今だからこそ、地域ごとの食文化だったり、旬の食材、天然素材といった、食のもつ本来の価値を見直そうという、素材に回帰する考えが生まれています。これは日本だけではなく、世界中で起こっている潮流で、時代の機運を反映させやすかったのがボタニカルを使うジンでした」

クラフトジンは2000年前後にヨーロッパで次々作られはじめ世界中に飛び火していった。ジンは、ウィスキーのように樽での熟成も必要ない。参入のハードルが比較的低くアイデアもすぐ形になるため、新規に立ち上げた小さな蒸溜所が、ウィスキーを熟成させている間にジンをリリースすることも多いという。

「小規模生産ならでは」が飲み手をひきつける

三浦氏がクラフトジンの魅力を広めるべく、2014年に東京・渋谷にオープンさせたダイニング「GOOD MEALS SHOP」では現在、約400種のクラフトジンを取り扱っている。

「ジンについて学びたいバーテンダーや酒屋さんといった業界の方もいらっしゃいますが、クラフトジンはその個性の強さゆえに、知識がなくても香りや味わいの違いを楽しめます。興味をもたれて飲み比べをされる女性客も非常に多いです」

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その土地にまつわるエピソードが
ジンのなかに詰め込まれる

少量生産であるがゆえに、作り手の顔がみえるような距離の近さも、魅力ひとつだ。ジンそのものや、使用されるボタニカルそれぞれにストーリーがある。国産ジンであればなおさらそれが鮮明に浮かぶだろう。自分の出身地だったり、旅行で思い出のある場所のジンだということが入り口になることもある。

「近年のお酒の傾向として、1杯1杯を大事に飲まれる方が増えている気がします。国内のクラフトジンの潮流は、国産ジンが相次いでリリースされ話題になったこの2年で一気に動きだしました。

それまでバーカルチャーなどの一部にとどまっているだけだったものが、業界を超え、一般の消費者にまで裾野が広がりつつあります。そして、国産ジンをきっかけに世界のジンにも注目が集まり、国内に浸透しはじめて今に至っているといえます」

バーで楽しむだけではない、食中酒としての可能性

今や、都内だけでなく地方でも、100種類近いクラフトジンを置く専門店のような店舗が出現している。また、バーだけでなく一般的な飲食店や居酒屋でも、国産クラフトジンを扱う店舗が確実に増えてきているという。


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