平成30肥料年度秋肥の肥料価格について

掲載日: 2018年05月30日 /提供:JA全農(全国農業協同組合連合会)

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2018年05月30日

全国農業協同組合連合会(JA全農)

平成30肥料年度秋肥の肥料価格について

平成30肥料年度秋肥の肥料価格について以下の内容で決定しました。
なお、主要な化成肥料については、平成29肥料年度春肥から「新たな共同購入運動」に取り組んでいるところであり、銘柄を集約したうえで事前予約を積上げて、後日、入札により価格を決定します。

決定内容

(1)主要単肥の価格変動
窒素質、りん酸質肥料は値上げ、塩化加里は据え置きとしました。主要品目の決定内容は以下の表のとおりです。
肥料原料や海上運賃の国際市況は、前期(29肥料年度春肥)価格決定時に比べ、大幅に上昇していますが、今後の国際市況を厳しく見通し、為替を最近の変動のなかでは最も円高で折り込むことにより、値上げ幅を最大限圧縮しました。
製造諸経費についても、ナフサ、重油の大幅な値上がりに加え、人手不足によりトラック運賃、労務費等が値上がり傾向にありますが、メーカーの合理化努力、コスト削減を求め、値上げ幅を圧縮しました。

分 類

品 目

成 分

(%)

前期比(%)

(春肥対比)

窒素質

尿素(輸入)

46

8.5

尿素(国産)

46

7.7

硫安(粉)

21

4.5

石灰窒素

21

0.7

りん酸質

過石

17

1.8

重焼りん

35

2.2

加里質

塩化加里

60

0.0

けい酸加里

20

1.5

注.価格変動率は本会の県JA・経済連向け供給価格ベースであり、JA・農家向け供給価格の変動率とは一致しません。

(2)適用開始:平成30年6月から(地域・作物により異なる場合があります)

今次価格交渉をめぐる情勢

(1)海外原料(ドルベース)
輸入尿素、輸入りん安の国際市況は、世界最大の輸出国である中国が政府による環境規制により生産量を大幅に減らしたことから大幅に上昇しています。塩化加里は、過去最高の出荷を記録するなど世界的に需給が引き締まっていることから、国際市況の上昇が見込まれています。海上運賃も、堅調な荷動きに加え、原油市況の上昇に伴う燃料油の値上がりから上昇しています。

(2)外国為替
外国為替相場は、好調な米国経済や長期金利の上昇などにより2017年は111~115円で推移していましたが、2018年2月に日本銀行が金利緩和を縮小するとの憶測や米国の財政赤字拡大の懸念などにより円高が進みました。その後、米国長期金利の上昇から再び円安へ動いています。

(3)原油関係
製造諸経費や窒素質肥料の原材料価格に影響を与える原油市況は、産油国間の協調減産が2018年末まで延長されたことから前期価格決定時に比べ、大幅に上昇しています。

主要化成肥料の価格について

(1)本会は「新たな共同購入運動」に取り組み、29肥料年度春肥では、高度化成・NK化成の一般銘柄を対象に大幅に銘柄を集約して事前予約を積み上げ、ブロック単位での入札によりおおむね1~3割の価格引き下げを実現しました。

(2)30肥料年度秋肥からは、あらたに「普通化成一般」、「苦土入り高度化成」を対象品目に加え、29肥料年度に集約した銘柄とあわせて全国約550銘柄を25銘柄に集約します。

(3)銘柄集約した化成肥料は、「新たな共同購入運動」で積み上げた予約数量を背景に、入札によりメーカー数を絞り込み、銘柄あたりの生産数量を拡大して製造固定費の引き下げをめざします。さらに供給範囲も全国一律からブロック単位に変更し、配送コストを圧縮して、価格引き下げをはかります。

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