企業のIT活用術

小規模飲食店に選ばれる、京都の総合卸。IT化で従業員の伝票入力時間を削減~ふじまつ・藤松幸一社長

2017年01月10日

小規模飲食店に選ばれる、京都の総合卸。IT化で従業員の伝票入力時間を削減。~ふじまつ・藤松幸一社長

京都・大阪を拠点として、酒・食品・生鮮のほか、おしぼりや洗剤など備品の卸売業を展開する株式会社ふじまつ。冷蔵、冷凍、定温、常温の4温度帯すべての商品に対応し、取扱アイテム数は2万点。そのうち酒類は1万という品揃えを武器に、着々と販路を拡大している。

多くの卸業者の中から、ふじまつが選ばれ続けている理由は何なのか。その秘訣となる卸売の付加価値の付け方と現場の業務改善方法について、藤松幸一社長にお話を伺った。

飲食店経営のノウハウを活かした、独自のサービス展開

株式会社ふじまつは、先代社長が1971年に創業した酒の小売店、いわゆる、昔ながらの酒屋さんが前身だ。飲食店や家庭へ酒類を配達する他、飲食店経営に参画したこともあったという。

小規模飲食店に選ばれる、京都の総合卸。IT化で従業員の伝票入力時間を削減。~ふじまつ・藤松幸一社長

株式会社ふじまつ
代表取締役社長 藤松幸一氏

「弊社では一時期、和食の飲食店22店舗を運営していました。そこで私は5年間、店長として仕入れ、従業員のマネジメントなど、飲食の業務を一通り学んだのです」

現在は飲食事業を売却して卸売業のみとしているが、その経験は取引先の立場やニーズをイメージするのに役立っているという。また、取引先店舗の売上を上げるために、地元の飲食店が交流する会を開いているそうだ。

「取引先の飲食店同士が、お互いの成功事例やノウハウを共有していただく会を作ったのです。私が居酒屋甲子園の実行委員となって、業界の最新情報をキャッチしてお伝えしたりもしました。この活動をすることで、飲食店同士のネットワークができますし、お店が困ったとき、当社に声を掛けてもらえるようになったのです」

受注件数と比例する、従業員の伝票入力時間

小規模飲食店に選ばれる、京都の総合卸。IT化で従業員の伝票入力時間を削減。~ふじまつ・藤松幸一社長

信頼関係を築くことで、顧客数を徐々に増やしていったふじまつ。しかし、同時に頭を悩ませていたものは、労働時間の増加だった。

「受注業務がアナログで、従業員の労働時間が長引いてしまう問題がありました。前日までの留守番電話やFAXに溜まっていた受注内容を、10人がかりで伝票に打ち込むこと3時間。早朝出勤して、当日の受注の打ち込みと並行しながらの作業です。この労力をなんとか改善できないかと考えたのが、システムの導入でした」

藤松社長は、インターネットを介して注文を受けるシステム「BtoBプラットフォーム受発注」を導入。基幹システムとも連携させて、注文内容をそのまま伝票に出力するようにした。

「従業員の残業時間が削減できただけでなく、打ち込みミスもゼロです。これまでは留守番電話で“いつもの炭酸”など、商品名を省略されてご注文いただくことも多かったのですが、システムの受注では注文内容が明確になったことも助かっています」


ふじまつ推薦!受注のシステム化で伝票入力の時間を削減するBtoBプラットフォーム受発注 詳細

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