ヒット商品の舞台裏

派手な見た目と洋風の味。鯖ブームを牽引するおしゃれ缶詰~サヴァ缶・岩手県産株式会社

2019年02月01日

第2弾の「レモンバジル味」の発売は2016年3月。第1弾発売から2年半が経っていた。翌年には第3弾として辛口の「パプリカチリソース味」をレッドのパッケージでリリース。

ラインナップが3種類になったことで食べ比べるために全部買ったり、短いスパンで交互に買ったりという消費者が増え、売上は急伸した。3種類をギフトパッケージにした商品は、プレゼントや手土産用途としても使われている。

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化粧箱入りセットはギフト用途で人気が高い

また、その頃になると大手メーカーなど他社でもおしゃれなパッケージと洋風の味付けの鯖缶で商品展開をしはじめる。こうして「洋風おしゃれ鯖缶」は新たなジャンルとして水産缶詰市場を席巻し、サヴァ缶はそのエポックメイキングな商品としてますます注目を高めていった。

「他社の競合品もあわせてジャンルとして盛り上がり、水産缶詰市場が活性化するのは良いことだと思っています。よそを気にするより自社のものをしっかり売っていくことが大事です。弊社は、このジャンルを切り拓いた、妥協しない商品づくりという点ではどこにも負けません。特に日々試作を繰り返したレモンバジル味には絶対の自信を持っております」

「食べて応援」の一時的なブームに終わらない、リピーターを生む商品

一般的に、震災後は「買って応援」の機運が高まるものの、年月が過ぎても売上が落ちず、さらにラインナップを増やしていける商品は多くない。だが、サヴァ缶は誕生から5年を経てむしろ勢いを増し、2018年は1年足らずの間に200万缶近くを売り上げた。

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サヴァ缶でディップソースを作り、缶を器にするアイデアも

「弊社は地方の小さな会社ですし、岩手缶詰さんも限られた数しか作れません。大手メーカーに比べればシェアは微々たるものです。でもサヴァ缶がインパクトを与え、鯖缶全体の需要を押し上げたという自負はあります。

また、これだけ売上を伸ばすことができたことは、東北の復興という点では一番の成功例ではないかと思います。震災後に『買って応援』がたくさんあり、大変有り難いことでした。継続して購入いただける商品としてサヴァ缶を開発し、第2弾、3弾とラインナップも増やせました。岩手の新たな県産品として全国への認知度をますます高めていきたいと思っています」


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岩手県産株式会社

住所:岩手県紫波郡矢巾町流通センター南1-8-9 電話:019-638-8161(代) お話:参与 佐藤則道氏
事業内容:岩手県内で生産される商品の卸売及び小売他 公式HP:https://www.iwatekensan.co.jp/

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