企業のIT活用術

取引件数が自然に増加。伝票手入力の負担も軽減した、受注業務のIT化~エフピコインターパック

2020年04月16日

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食品トレー容器製造の最大手エフピコのグループ会社、エフピコインターパック株式会社。食品包装資材を中心に、スーパーの運営に必要なあらゆるアイテム約10万品を取り扱う商社です。種類も多く改廃も激しい商品の販売にはEDI化が必至。受発注システムを通じた取引で、テイクアウトやデリバリー需要の高まる飲食店にも販路を広げます。

食べ物と建物以外、スーパー運営のすべてをまかなう品ぞろえ

【Q】食品トレー以外にも、幅広い商品を扱っていますね。

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常務取締役 管理本部本部長
関 浩幸 氏

エフピコは、食の流通を支える食品トレー容器のトップメーカーです。我々は、そのグループ商社として、スーパーやコンビニなどで誰もが見かける食品包装資材をメイン商材に、極端にいえばスーパーの運営に必要なものは、建物と食品以外、すべて扱っています。

レジや什器といった設備や、洗剤、マスクなどの衛生用品、また事務所で使う文房具類などの消耗品まで、約10万弱のアイテムを取り揃えています。

そのため取引先もチェーン展開しているスーパーなどの小売企業をはじめ、食品工場、病院、介護施設や飲食店など、多岐にわたります。

得意先のご要望どおりに商品を揃えるだけでなく、こちらから商品をご案内し、売り場の演出なども一緒に取り組むような、提案型の営業が特徴です。たとえば、人手不足は近年、業界を超えた共通課題になっています。これに対し、ふたをテープでとめたり輪ゴムをかけたりのひと手間を省略できる容器を、人件費削減の試算も含めてご提案するのです。毎月、ちょっと目をひくような季節商材などを載せた販促カタログを作成し、得意先とのコミュニケーションツールとしています。(常務取締役 管理本部本部長 関 浩幸 氏。以下、関本部長)

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執行役員 営業部長
千葉・広域統括担当
亀澤 徹 氏

近年取引が増えている飲食店の場合ですと、軽減税率制度などの影響もあり、テイクアウトやデリバリーサービス用の容器が伸びています。スーパーで300円代から販売しているお弁当に対して、飲食店が800円で売るには工夫が必要です。

良い食材を使い、品数を増やしてもなかなか差別化は難しいのですが、どんな容器に入れ、どんな見せ方をするかで付加価値を高めることができるのです。

そのお店ならではの持ち味が発揮でき、売価を50円、100円と変えられるように一緒に考えます。たとえば麺類のテイクアウト容器も、スープや具材を食べる直前までセパレートで収納できる工夫がされるなど、包装資材の開発は日進月歩です。(執行役員 営業部長 亀澤 徹 氏。以下、亀澤部長)

【Q】扱う包装資材の種類だけでも膨大な数がありそうですね。

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管理本部 システム部 システム課 課長
桐谷 正城 氏

食品トレー容器は、毎日約100アイテムを新たに追加し、同じ数を廃番にする、それくらい改廃の激しい商材です。季節感を表現する場合も多く、季節ごとにデザインが変わりますし、利便性を追求して新商品を開発し続けているため、常に商品が入れ替わっているのです。 

また、たとえばお寿司のパッケージひとつとっても単身向けからパーティーサイズまでさまざまな種類があります。受注の明細も日々大変なボリュームですので、取引全体の約90%は、受発注システムの『BtoBプラットフォーム 受発注』などのEDIで受注しています。電子化されていない残りの取引は10%とはいえ、明細の行数にすると月に約10万行を手で入力している状態です。(管理本部 システム部 システム課 課長 桐谷 正城 氏)

中小規模の飲食店をネット受注で取り込みたい

【Q】10万行を手入力とは、相当な手間がかかっているのではないでしょうか。

国内およそ10ヶ所にある各営業所に、入力担当者が最低2人いて、FAXや電話で受けた注文を入力しています。以前はもっと手入力人員が多く、10年くらい前までは、データ受注とアナログ受注の比率が半々くらいでした。

やはりFAXだと「いつもの白い四角い容器」しか書いていなくて担当者にしかわからない、といったケースが起きてしまいます。システム化すればそうした属人的な面は解消されるので、電子化率はさらに高めていきたいです。

電子化への取り組みはここ2年ほど力を入れており、特に規模の小さな個人の飲食店様がウェブから無料で発注いただける『BtoBプラットフォーム 受発注ライト』を利用いただけるようにしています。(関本部長)

【Q】ウェブからの受注に力を入れる理由は何ですか?

我々がウェブからのデータ受注をはじめたのは、得意先からの要望がきっかけでした。その後、包装資材だけでなく文房具などもオールインワンで取り揃え、ウェブからまとめて注文できることが他社との差別化になって、取引が増えていったのです。

発注する立場であれば、注文の品ごとにばらばらのIDでそれぞれの業者に注文するよりも、一度の発注で済ませられるほうがスムーズです。当社もFAXの受注が増えると業務負担が増してしまいますが、データで受注すれば基幹システムと自動連携しているのでいくら増えても大歓迎(笑)、おかげで、主だった取引のほとんどが電子化できている状態です。


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