海外食生活レポート

日系企業の参入が進む、マレーシアのスーパーマーケット事情

堀明則(ホープウィル・グループ)  2015年08月11日

マレーシアは、1981年にマハティール首相の「ルックイースト政策」によって市場が開放され、日本・韓国の製造業・小売業が次々に進出するようになりました。

小売業では一定の売場面積以上で外資参入が認められるため、先進国の企業が積極的に参入しています。特にスーパーマーケット(売場面積3,000平方メートル以上5,000平方メートル未満)、ハイパーマーケット(売場面積5000平方メートル以上)については、外資出資比率が最高70%と高い比率での参入が可能なため、外国企業による大型小売店の展開が盛んです。

今回は、マレーシアにおけるショッピングモール、コンビニエンスストア、スーパーマーケットの特徴についてまとめ、特に外資企業の参入が活発であるスーパーマーケット、ハイパーマーケット市場について具体例を紹介します。

ショッピングモール

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週末には多くの人で賑わうショッピングモール

ショッピングモールには様々な国際的ブランドが出店していて、ブランドバッグや時計、ファッションから電化製品まで多様な商品を提供しています。 マレーシアには現在50店以上のショッピングモールがあり、そのうち20店以上がクアラルンプール市内に位置しています。市内ではブキッ・ビンタン近辺のゴールデン・トライアングルと呼ばれる地域にショッピングモールが集中しており、人気のあるショッピングモールでは1ヶ月で300万人もの人が訪れます。

マレーシア人はショッピングを好む傾向があり、週末や祝日、大型連休は特に賑わっています。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストア業界では、2015年現在、セブンイレブンが最も多い1855店舗 を有し、業界最大手です 。その他、KKスーパーマート(KK Super Mart)、 クイック&イージー(Quick and Easy)、マイマート(MyMart) などのローカル資本系がマレーシアで展開しています。カルフール・エクスプレス (Carrefour Express)もフランスからマレーシアに進出したコンビニエンスストアの一つでしたが、現在はイオンコーポレーションの傘下となっています。

スーパーマーケット

マレーシアでは現在、スーパーマーケットやハイパーマーケットといった近代的店舗の数が増加してきており、小売業の売上割合の半分以上が近代的店舗によって占められています。また、伊勢丹、イオンといった日系の大型スーパーマーケットも進出しており、マレーシア人の日本食への関心の高さが伺えます。

執筆者プロフィール

堀明則(ホープウィル・グループ) 

広島大学大学院修了後、商社に勤務し、香港、中国(華南)地域での駐在を経て独立。アジア進出支援、M&A支援などを行う、ホープウィル・グループの代表を務める。1996年より香港在住。日本の企業への中国、アジアへのゲートウェイ機能を高めてゆくべく、事業展開にまい進している。

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