海外食生活レポート

タイの日本食レストラン事情。日系企業の進出により競争が激化

但野 和博(Accounting Porter Co., Ltd.)  2016年11月08日

成功する企業と、撤退してしまう企業の違いはなんでしょうか。タイで多店舗展開に成功している企業の特徴を見てみましょう。

①個性的であること。
②タイ人スタッフの教育が行き届いていること。
③日本人向けに妥協のないクオリティを提供すること。

特に③は「日本人向け」としていますが、料理の味はもちろん、サービスレベルの高さがタイ人からも好評を得、結果的にタイ人顧客層のリピート利用につながっています。

上記以外にも、日本国内と同様、現地で受け入れられる嗜好などの分析をはじめとしたフィージビリティ・スタディ(※)も重要です。

(※新規事業などプロジェクトの実行可能性などを、事前に多角的な観点で調査・検証すること)

タイ進出時に気をつけるべきポイント

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とんかつまい泉は、タイに9店舗を構える

その他、進出企業が注意すべき点として、会計処理があります。タイは日本に比べ、会計処理が煩雑ではありますが、その中でもしっかり行うことが大切です。現地会計がおざなりになっている会社に限って、1年せずに撤退の憂き目にあうことが多いようです。

またタイでは、飲食業のようなサービス業は外国人事業法の規制の対象となり、単独資本での進出は原則としてできません。そのためタイ現地の人や法人と合弁にするか、既に進出している日系企業のタイ現地法人と合弁にするのが一般的です。経営に口を挟まない形の合弁が多いですが、最初の段階で株主の権利などをよくよくパートナーと取り決めておくことが重要です。これを怠ったが故に、後日トラブルになるケースはよく聞きます。

今後、タイへ食ビジネス関係での進出を考えている皆様に、上記のようなポイントを参考にしていただきたいと思います。

執筆者プロフィール

但野 和博(Accounting Porter Co., Ltd.) 

2012年5月タイ・バンコクにて、Accounting Porter Co., Ltd.を設立。日系企業の進出サポート及び経理を中心としたバックオフィスサポートを提供するサービス業として、同社を運営中。日本での上場事業会社2社通算6年のCFO経験を活かし、日本本社部門との直接の対応を含み、現場では管理部門の立て直しを含めた相談にも対応している。

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