世界でたたかう外食企業

ワンダーテーブルが海外でフランチャイズビジネスを成功させるために、実践していること~ワンダーテーブル・秋元巳智雄社長

2018年07月30日

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「弊社は海外において自社のブランドを通じて、日本の食文化を伝えていくことをコンセプトにしています。カジュアルな食べ放題で、本格的な食べ方をお客様に知っていただくこと目指しているので、たとえ生卵を食べる習慣がない国や地域だとしても、すき焼きには生卵をつけて食べるものだと伝え、生食できる卵を仕入れてもらいます。原則としてメニューはローカライズしませんし、弊社の企業哲学(フィロソフィー)に共感するパートナーでなければライセンスを渡すことはできません」

例えば、レシピの味を決めるすき焼きのたれやしゃぶしゃぶ鍋のスープはワンダーテーブルが販売するが、肉や野菜といった食材の調達は、現地パートナーに任せるなど、味のクオリティを保ちつつ無理のない運営ができていることがわかる。

得意分野を分旦することでブランド力は最大化される

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店長や調理責任者は現地パートナーが採用する。研修は開業前に日本の店舗で3~4週間にわたって行われ、調理の手順や接客サービス、店舗マネジメントや従業員教育の仕方までワンダーテーブルのノウハウを伝えるという。

その後は開店前の店舗にスーパーバイザーやトレーナーを派遣して、現地採用のオープニングスタッフも含めたトレーニングを行い、開店後2週間程度でアフターフォローを済ませたのちは、日本人スタッフは全員引き上げるという流れだ。

あとはスーパーバイザー(管理者)という立場で食材のグレードのチェックやブランド・ノウハウどおりの運営を行っているかを確認するために定期的に現地を訪ねる以外は、駐在したり出向したりすることはない。

「国によっては外国人労働者の就労の法規もあるし、単純に日本人は人件費もかかります。現地に日本人がいないと店舗運営ができないようなビジネスモデルではなく、現地の人たちが日本の本物の料理とサービスを提供する仕組みにしないと、海外での勝負には勝ち残れません。

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日本食は海外でも人気が高く、日本食レストランは牛丼やラーメンといったカジュアルフードも含め、世界中に約11万8000店(2017年時点)あるといわれています。

もっとも大きな市場がアジアで、しゃぶしゃぶ・すき焼きの競合店も数え切れません、そんな中でワンダーテーブルが戦えているのは、本当のしゃぶしゃぶ、すき焼きはこういうものであると文化として示せていること、それができる人とブランドを育てていることにあると思っています」

そのノウハウは、ワンダーテーブルが国内で展開している海外ブランドとの業務提携で得た経験に基づいているという。


3店舗以上を経営者れている飲食店様

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