世界でたたかう外食企業

常識にとらわれないメニュー開発で、東京のラーメン文化を世界に根付かせる~麺庄・庄野智治社長

2018年11月14日

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2018年10月現在、東京を中心に8店舗のラーメン店を展開している株式会社麺庄。代表取締役社長の庄野智治氏は独創的な創作麺を生み出し続けているラーメンクリエイターでもある。創作麺を看板とする「麺や庄の」をはじめ、アメリカンな鶏専門つけ麺店「二丁目つけめん GACHI」や女性向けの「箸とレンゲ」など、すべての店舗が異なるコンセプトで運営されている。

2016年に海外1号店としてオープンしたアメリカ・サンフランシスコの店舗「MENSHO TOKYO SF」は、ミシュランガイド・サンフランシスコに2017年から2年連続で掲載されている。東京のラーメンの味を世界に伝えるため、あえてローカライズするという逆説的な手法は大きな話題を呼び、国内の新店舗に海外メニューを逆輸入するに至った。

日本のラーメンを世界に広めるために、国内で基礎固め

2005年にオープンした「麺や庄の」以来、つけ麺や油そばなどを様々なコンセプトで展開させている麺庄。その原点は庄野代表が高校生のころ没頭していた、独学のラーメン作りにある。ラーメン作りには「学び」が必要で、今でも研究の日々だと庄野代表はいう。

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株式会社麺庄 庄野智治社長

「ラーメンは時代によって求められるスタイルが変わります。たとえば、すごく美味しいとんこつラーメンを作って一時代を築いたとしても、ヘルシー志向の世の中になったら、とんこつしか作れない店は生き残れません。時代の最先端をとらえるアンテナも必要だし、つかんだニーズを自分の味として表現できる技術の“引き出し”は多いほうがいい、そう考えてすべての店舗でコンセプトを変えています」

多様性に富んだラーメン作りの基礎があれば、海外でのニーズに対応することもできる。

「近年、ラーメンは日本のカジュアルフードとして海外でも人気ですが、クオリティは決して高くありません。食文化として本物の、日本人が食べても美味しいと思えるラーメンを世界に広める使命を感じています。一過性の流行でなく長く伝えていくには、ただ押しつけるのではなく、国や地域の志向にあわせ、その土地ならではの食材や味を取り込むことが必要です。国内の『ご当地ラーメン』のように、特色のあるラーメンが世界中で根付いていけば、と考えています」

現地のニーズを汲みあげ、東京のラーメン文化も伝える

麺庄が海外進出を検討しはじめたころ、ロサンゼルスやニューヨークには大手のラーメン店「一風堂(株式会社力の源カンパニー)」が進出していたが、サンフランシスコに日本人が運営する本格的なラーメン店はなかった。


3店舗以上を経営者れている飲食店様

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