企業インタビュー

鳥貴族 大倉忠司社長~“焼き鳥一筋”でジャスダック上場。280円均一を武器に1,000店舗に向けて前進し続ける

2015年01月06日

【Q】現在は、全商品280円均一ですが、統一価格にしたきっかけは?

実は鳥貴族を始める前からがずっと自分の中にあったんです。僕が二十歳の頃によく行っていた個人店の炉端焼きの店が均一価格だったんですが、単に安いだけでなく、お得なメニューを探す楽しみがあって、私自身そういうのが好きだったんです。前に働いていた焼き鳥の店でも店長に提案していたのですが、その時は受け入れられず、だったら自分の店でやろうと(笑)。

でも、鳥貴族でも最初の1年間は普通に原価率やコストを考えて、メニューごとの価格でやっていたんですよ。ただその1年間は非常に苦戦したので、もうこうなったら当初の予定通り均一価格でやろう!と。1号店を出して1年後から均一価格に踏み切りました。

【Q】経営環境が厳しいなかで、むしろ難しい方へ舵を切ったわけですね。

それはやはり中内功氏の影響だと思います。「価格破壊」とか、「お客様にインパクトを与えたい」とか。もう、「儲けは後や」の思いでした。とりあえず、お客様にたくさん来ていただこうと。それから徐々に口コミも含めてお客様が増えていきました。

【Q】繁華街への出店まではしばらく間が空きますね。

創業したころはバブルに向かっているときで、出店するための経済的な条件が厳しく、繁華街にはまず店を出せませんでした。それどころか比較的大きな駅の駅前でも条件が折り合わず、地元密着型の店舗が中心だったんです。

ただ、いくら地元密着で出店条件が下がったと言ってもそれなりの苦労はありましたよ。例えばローカル駅では駅前に出店してもなかなか売り上げが伸びなかったり、ロードサイド(幹線道路など通行量の多い道路の沿線)へ出店した店舗では、道路交通法改正のタイミングでお客様がぐっと減ったりしていました。でも、いつもスタッフみんなの頑張りに支えられてきたんです。ですから、ある意味で鳥貴族はローカルに鍛えられ、育てて頂いたんです(笑)。

バブル期の絶頂が1989年~90年だったと思うんですが、その後、バブルが弾けて繁華街へも出店がしやすくなりました。保証金がバブル絶頂期の5分の1、家賃が半分くらいになりましたからね。それで我々のような低価格で客単価の低いお店でも出店がしやすくなったわけです。

【Q】そして、大阪の道頓堀への出店を果たされたわけですね。

道頓堀の出店が、弊社の一番大きなターニングポイントです。創業して18年目で出店できました。その時点でフランチャイズを合わせて35店舗目でした。

それまでローカルでしか店を出していませんから、ナショナルチェーンや競合がひしめく繁華街で通用するのかな?と思っていました。たまたまビルの2階以上の店舗に出店することになっていたのですが、その当時、焼鳥屋といえば路面のイメージが強かったですからね。

しかし、いざ出店してみると、「こんなに簡単に売り上げ上がるの?」と思うほど成功しました。やはりローカルの経験で地力を培っていたからだと思います。それで自信を持ち、戦略を変えて、繁華街もしくは大阪の中でもターミナル駅を狙って出店していくことにしたんです。

【Q】そこから、東京への進出は早かったですね。

そうですね、2005年には東京へ進出していました。いずれ東京へということは社内で言っていましたが、実は私自身が考えていたスケジュールよりも2年早めました。もちろん社員にはびっくりされましたけど、来年から行くぞ!と号令をかけまして、私のワガママに付いてきてもらいました。

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