経営者インタビュー

萬野屋・萬野和成社長 ~肉に妥協は許さない。超人気焼肉店を支える、生産者と食肉業界への思い

2016年01月05日

お初天神裏参道では、店同士がライバルやなく、仲間として繋がって、ぜんぶさらけ出して、改善して、お互いの店を紹介し合える、2軒目・3軒目使いまでできる通りにしたい。だから、客単価は低めに設定して、自分の店ではなく、街全体で売り上げようとしています。

【Q】他にも、そのような動きはありますか?

2ヶ月に1回、全国から焼肉屋さんを集めて、肉の「食べ比べ会」を開いています。いわゆる利き肉の勉強会ですね。なんでわざわざライバルに手の内を明かすようなことをやるかというと、肉のことを正しく知ったうえで、精肉問屋やメーカーと対等に交渉できるようになってほしいからなんです。「焼肉屋はナメられてるんやで」と(笑)。僕が自分だけ一人勝ちしようと思うんやったら、勉強会なんかする必要ない。でも、みんなで肉業界を真っ当なものにしたいんです。それが結局は、生産者さんの評価や地位向上にも繋がるわけですから。

【Q】最後に、2016年以降の動きについて教えてください。

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2016年は、大阪の阿倍野、難波、梅田に3店舗出店を計画しています。大阪はこれでストップかなと思っています。チェーン展開を考えていないので、それが精一杯でしょう。

2017年には、東京へ出ます。ただ、青山、六本木など都内の一等地なんてこれっぽっちも考えていません。郊外でしょうね。都心に住んでる人が、わざわざ1時間かけてでも通うような店にしたいと思ってます。

【Q】海外への進出は?

2016年は、まず卸と店舗プロデュースで、欧米を中心に世界に向けて萬野和牛を発信していくつもりです。ウチは無理して卸を手がけなくてもいいですけど、萬野和牛を広めていく中で、その牛を育ててくれる農家さんを守っていきたいんです。

今、国内で牛は史上最高の値がついていますよね。TPPも始まるし、農家さんがビビってしまって、どんどん廃業しているわけです。需要と供給のバランスが崩れて、高値になっとるんですね。焼肉屋も今は繁盛してても、原価の値上がりに追いつけず、今年あたりから潰れるところがいっぱい出てきますよ。

僕は日本の良い牛を海外にも発信することによって、農家さんが脚光を浴びて、自信にもつなげてほしいと思ってます。「自分が育てた牛が、世界でも通用するんだ」「萬野さんの牛を作ってるのはウチやで」と。

あと、2018年には、ニューヨークとパリで直営店を打って出ます。一切れホルモンで、今のスタイルを一切崩すことなくそのまま持って行きます。もしミシュランの取材が来たら断ってやるつもりですけどね(笑)。


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株式会社萬野屋

住所:〒543-0043 大阪市天王寺区勝山4-10-25 ガード下番号116-117 電話:06-6775-5200
事業内容:食肉卸・小売販売、飲食店経営、食肉の捌き・調理技術研修指導、飲食店プロデュース、食肉アドバイザー等
店舗数:7店舗+ファクトリー(2015年12月現在)
公式HP:http://www.mannoya.com/

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