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2014年度は13億杯!全国に広がる「コンビニコーヒー」の快進撃

2014年05月16日

Googleで検索されたワードの検索回数の傾向を調べるサービス「Googleトレンド」から、今回は2014年4月に前年同月比で急上昇した「コンビニコーヒー」について取り上げる。

各社で一層力を入れる「コンビニコーヒー」

セブン-イレブン・ジャパンは2014年3月に「セブンカフェ」の累計販売数が4億5千万杯を突破し、当初の目標を達成したと発表した。リピート購入率は食料品の中で最高の55%だったという。またローソンでは4月から農園・生産地域を100%指定したコーヒー豆に切り替え、高品質をPRしている。ファミリーマートはブレンドコーヒーSサイズの容量をそのままに、120円から100円に値下げした。ラインアップの拡充も数社で発表された。コンビニコーヒーの強化は続いている。

購入時のポイントは「味」「価格」「香り」

マイボイスコム株式会社によると、購入者の評価として、「価格が安い」「缶コーヒーやペットボトル入りコーヒー等よりおいしい」「できたてが飲める」などが多かった。重視する点は「味」「価格」「香り」が上位3位を占めた。

また朝日大学マーケティング研究所の調査では、購入時間のピークは朝、ランチ、午後の時間帯に多い。これはコンビニの混雑する時間帯と重なり、ついで買いの強さを表している。

さらに、これまでコンビニで購入されるコーヒーといえば男性をターゲットとした缶コーヒーで、実際に男性が7割で女性は3割だった。一方コンビニコーヒーは女性の比率が約半数となっており、女性の取り込みに成功したことも成長の鍵といえる。

業態の垣根を超えた顧客獲得競争が激化

コンビニコーヒーの快進撃はメーカーやコーヒーチェーンにも影響を与えている。日本コカ・コーラはコンビニコーヒーによる缶コーヒーの侵食とレギュラーコーヒーを好む女性の需要拡大を意識して、2013年半ばに女性向けの缶コーヒーブランドを発表した。またスターバックスやドトールなどのコーヒーチェーン各社では、低価格路線を行くコンビニコーヒーとは違った、ワンランク上のサービスを模索する動きがある。

2013年のコーヒー国内消費量は前年比4.3%増の44万6千トンで過去最高となり、コンビニコーヒーの成長が消費量増に貢献したといわれている(全日本コーヒー協会)。また日本経済新聞によると、大手コンビニ5社の合計で2014年度は13億杯を見込んでおり、前年の7億杯からほぼ倍増としている。今年もコンビニコーヒーの拡大は業界を超えて続きそうだ。

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