プロヴァンスのロゼワイン、山火事を乗り越え2021年の収穫始まる

掲載日: 2021年09月28日 /提供:プロヴァンスワイン委員会

コート・ド・プロヴァンス / コトー・デクス・アン・プロヴァンス / コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンス

プロヴァンスワイン委員会は、2021年の収穫状況と山火事の影響について次のように発表しました。 8月、プロヴァンスのぶどう畑では、果実の成熟が早い地域から収穫が始まりました。健やかに育っている果実がある一方、4月の霜害に加え、8月にヴァール県とコート・ド・プロヴァンスの一部を襲った大規模山火事による影響も見られます。


(C)Cedric SKRZYPCZAK-CIVP
2021年の夏は暑く乾燥していたため、果実は非常に健やかに育ち、うどん粉病の発生報告もありませんでした。べと病が発生したものの件数は少なく、病害は速やかに食い止められました。4 月の霜による影響は、最終的には当初危惧されたほど深刻なものとはならず、5 月には生産者たちの間に安堵の声が広がりました。とはいえ、収穫はまだ始まったばかり。区画によってもかなりの差が見られ、収穫高の推定はもう少し先になります。

最も成熟したぶどうでサンプル調査をしたところ、2021 年ヴィンテージはバランスの良さが特に期待できます。2020 年と比べ、ぶどうの糖度は低めで酸度が高く、ロゼワイン作りの理想的な条件を満たしています。

2021 年 6 月にプロヴァンスワイン委員会(CIVP)の新会長に就任したエリック・パストリーノ(Éric Pastorino)氏は「同じ区画内で成熟の度合いに差が生じていることから、今年の収穫は生産者の熟練度や経験値が試されるものとなるでしょう。クラシックな表現を用いるとすれば、2021 年は『生産者のヴィンテージ』となるでしょう。ここ数年で、異常気象の頻度が増し、これまでのやり方が通用しなくなっていますから。」と、コメントしています。
プロヴァンスワイン委員会新会長に就任したエリック・パストリーノ氏
山火事被害のブドウぶどう畑に支援の輪広がる

8月16日からの1週間で山火事の被害を受けた農園は、ゴンファロン(Gonfaron)、レ・マイヨン(Les Mayons)、ル・リュック(Le Luc)、ル・カネ=デ=モール(Le Cannet-des Maures)、ラ・ガルド=フレネ(La Garde-Freinet)、ヴィドーバン(Vidauban)、グリモー(Grimaud)、コゴラン(Cogolin)、ラ・モル(La Môle)、ル・プラン=ド=ラ=トゥール(Le Plan-de-la-Tour)の各地域で、延べ 30 軒ほどにのぼります。

AOP コート・ド・プロヴァンスにおいて損害が生じたぶどう畑の面積を調べるのは、いまだ極めて難しい状況です。焼け焦げてしまったぶどう樹や、難燃剤の噴射を受けたぶどう樹からは、収穫が見込めません。それでも幸いなことに、地域によって、あるいは規模の大きな区画においては多くの果実が被害を免れました。


8 月 23 日には、ジュリアン・ドノルマンディー(Julien Denormandie)農相とベランジェール・アバ(Bérengère Abba)生物多様性担当副大臣が被災地を訪れ、ぶどう畑の被害を直接視察し、被害を受けた生産者へ国からの支援を約束しました。地域の維持管理を担う業界代表者たちからは、こうした山火事の防止や延焼抑止を可能にするようなワイン生産者への配慮が国立公園側に欠けていたことへの失望感が伝えられました。

同時に、被災地域でも滞りなく収穫がなされるようにと、各方面から支援の手が差し伸べられています。コート・ド・プロヴァンス生産者協会は、プロヴァンス・ロゼワイン組合(Cluster Provence Rosé)を通じて業界ぐるみのアクションを起こし、影響を受けた生産者が資機材を借りられるように制度を整えました。ヴァール県の農業会議所は、農業タスクフォースを稼働させ、被害やニーズの調査に乗り出すとともに、ヴァール農業災害支援会(APASA)を通じたオンライン基金を立ち上げました。他にも、各種農業組合や連盟が現場を訪れ、組織のメンバーを足元から支えています。


提供元:PR TIMES

最新のその他ニュース





メルマガ登録はこちら