企業インタビュー

特産品ブランド化のお手本。「太陽のタマゴ」が全国区になったワケ~太陽のタマゴ(JA宮崎経済連)

2015年06月11日

オール宮崎の体制で取り組んだブランディング

そして、亜熱帯果樹部会の発足から5年後の1998年、試行錯誤の末に生み出された「みやざき完熟マンゴー」が、「太陽のタマゴ」というブランド名で世に出る。

「太陽のタマゴ」という名前は、公募によって決まったものだ。ブランド名を一般公募するという例は全国的にも多く見られるが、実は明確な狙いがあってのことだった。

「たまたま」というユニークなネーミングでヒットした完熟きんかん

「現在、宮崎を代表する果物三品は“完熟マンゴー”“完熟きんかん”“日向夏”です。実はマンゴーの前に、きんかんを売りだそうという動きがあり、公募で名前を決めることになりました。その結果、小学5年生の女の子が応募してくれた『たまたま』というなんともユーモラスな名前に決まったんですね。このネーミングがウケて販売の方も広がっていったという経緯がありまして、マンゴーもそれにあやかろうということで(笑)」

「たまたま」に「太陽のタマゴ」。確かに、プロのコピーライターが頭をひねっても思いつきそうにないユーモアとインパクトに満ちたネーミングだ。商品のブランド化においてネーミングはとても大切な要素の1つ。公募によって一般消費者との一体感を醸成しながら、ブランドの命ともいえる引きの強いネーミングを掘り当てる。なかなか面白い戦略だといえるだろう。

こうして生まれた新ブランド「太陽のタマゴ」は、まず県民に向けて発信された。県内各地の小売店での試食会や即売会を通じて、生産者や関係者が県民と直接触れ合いながら、新ブランドを広める動きを徹底したという。新ブランドの販路として、大消費地よりも、地元を最優先に考えたのだ。

「最初から県外へ売り込んだのではなく、まずは県民の方々に知ってもらって好きになってもらうことが先決だと。今でこそ、東京や大阪など県外の販売ウェイトは大きくなっていますが、当初は県内での販売がほとんどでした。おかげさまで、県内の方が県外へのギフトに利用いただくという一つの大きな販路を確立できました。このように、まず地元から広がっていったというのが「太陽のタマゴ」の最大の強みだと考えています」

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