企業インタビュー

特産品ブランド化のお手本。「太陽のタマゴ」が全国区になったワケ~太陽のタマゴ(JA宮崎経済連)

2015年06月11日

2014年からスタートした
「みやざきマンゴーの日」キャンペーン

今後の増産はないというが、ただ黙って指をくわえ悲観しているわけではない。既に、それを見越して次の一手も打たれている。その一つが、2014年からスタートした「みやざきマンゴーの日」だ。

「5月25日を『みやざきマンゴーの日』と定め、戦略的な取り組みを始めました。マンゴーのシーズンは2月から8月ぐらいまでですが、5月第2日曜の母の日あたりから収穫量が増えてピークに入ります。ただ、母の日のギフトが終わると1ヶ月ほど物日といわれる大きな需要がなくなるんです。その後は父の日やお中元などで大きく動くんですが…。ですから、その時期に大きく動くような何かをやろうということで『みやざきマンゴーの日』という日を設定しました。試食会や即売会などのイベントを通じて、本格的なマンゴーシーズンの到来を県内外の方々へ向けて発信し需要を喚起しているところです」

「マンゴーの日」を告知するポスターや幟を作り、取引先や小売店に配置するといった販促活動も開始した。その効果は、早くも如実に現れている。

地元メディアへの露出に加え、県民がフェイスブックやツイッター、ブログなどで「マンゴーの日」に関する情報を発信する様子が目立ったという。需要喚起のために「○○の日」を制定する販促は珍しくないが、県民が主体的に関わっている例はあまり見聞きしたことがない。

「さらに今年は、5月25日の週を境に前後1週間、計3週間を『マンゴーウィーク』としてイベント開催や情報発信を強化しました。そこでもまた、広がりはあったのかなと感じています」

さらには、春から夏場が中心のみやざきマンゴーを一年中楽しめるように、冷凍マンゴーの開発にも取り組んでいる。試験的ではあるが一部で販売も始まっており、業務用としての引き合いも強いようだ。

試行錯誤を繰り返しながら、全国に名を馳せるブランドへと成長した「太陽のタマゴ」。最初から県外のマーケットに目を向けず、まずは地元のファンを増やして地盤を固める。そこには、モノを売るための戦略とともに地元愛のような熱っぽさを感じずにはいられない。県民が作り、県民が愛し、県民が広める。地域産品ブランディングの真髄を見たような気がする。

宮崎県経済農業協同組合連合会(JA宮崎経済連)

住所:〒880-8556 宮崎市霧島1-1-1
電話:0985-31-2158
事業内容:園芸農産事業、畜産事業
公式HP:http://www.kei.mz-ja.or.jp/
お話:マーケティング戦略課 課長 押川和範さん

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