業界動向

日系デパート「伊勢丹」「高島屋」が、20年以上シンガポール人に愛され続ける理由

Takayanagi Satoko  2015年10月13日

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フロア構成や陳列は日本のデパートと変わらないため、
安心して買い物が楽しめる

もちろん、日本人向けに店舗を運営しているわけではありません。シンガポール人に受け入れられ、顧客のほとんどが現地人です。ここがすごいところなのですが、日本と同じやり方で、現地向けのサービス・商品を提供し、受け入れられているのです。日系のデパートが使いやすいのは、単純に慣れているからではなく、細やかなところに配慮が行き渡った設計になっているからだということの証明といえるかもしれません。

伊勢丹はオーチャード・ロードに2店舗展開しています。一方は、ブランドのメインラインが揃うスコッツ店です。もう一方はカジュアルラインのブランドを揃えた、若者向けのオーチャード店です。こちらは、より若者向けの構成にするため、現在改装を進めています。

高島屋はMRTオーチャード駅に直結しており、隣接する施設との連絡通路も多く、交通の便が良いのが特徴です。やや大規模と言えるのは高島屋ですが、店舗の雰囲気や扱っているブランドで、利用者は使い分けているようです。

今後の注目は、伊勢丹の客足の変化です。改装直後は話題を呼び、客足が伸びることが予想されますが、そこで若者の心をつかめるか、注視していきたいと思います。

執筆者プロフィール

Takayanagi Satoko 

日本の保険代理店で13年業務に従事。2013年より外資系人材会社に入社した夫と共にシンガポールへ移住。暮らしの中の視点に基づき、シンガポールの生活環境について執筆する。

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