企業インタビュー

日本米のおいしさをバンコクに広めた食品卸企業(サイアムシティマート)

2013年10月08日

20131008_siam_city_mart_main

バンコク市内のホテル、日本食レストランを中心に日本米の販売をされているサイアムシティマート様。栽培方法や肥料にこだわり生産された日本米や、オリジナル商品の焼酎などが大好評です。タイに魅せられ移住したことで起業したきっかけについてや、タイでのビジネスチャンスの可能性を伺いました。

【Q】タイで事業を始められた理由や背景をお教えください

日本ではイベントの人材派遣会社に勤務していました。ただ、元々海外旅行が好きで、タイによく来ていたんです。タイの町を歩いているうちに、タイのことがとても好きになり、移住を決め、その後2003年に起業しました。

【Q】起業後のエピソードについて、お聞かせください

最初は、とにかくなんでもいいから成功したいという気持ちで、携帯電話のレンタル事業などを行っていました。2004年にタイの精米工場をある方から紹介され、そこの販売代理店をやらないかと薦められたんです。工場を見に行き、実際に食べてみると美味しかったので、これならいけるかもしれないと思い、スタートしたのが現在の事業の始まりです。

【Q】現在の事業内容をお教えください

バンコク市内を中心に、タイの北部で栽培された日本米などの販売を行っています。
主力商品のお米は、生産から精米、保管などとことんこだわっているので、バンコクで購入できる日本米の中では、1番を争える自信があります。また日本米の他にも、野菜、梅干やお酒などの販売や日本からの取り寄せ商品も各種取り扱いしています。

【Q】お客様はどのような業種が多いのですか?

バンコク市内のホテルや日本食レストラン、また駐在されている日本人の方が中心です。

【Q】顧客獲得方法・営業方法について、日本と違うところはございますか?

基本的に新規開拓の営業は行っていません。取引先様からのご紹介や、口コミで広がっています。最近ではLINEやフェイスブックからご注文をいただくこともあり、タイ人のお客様もこのようなWebツールを使用し、ご注文いただいています。モバイル端末やSNSというのは、世界共通だと感じることが多くなってきました。

【Q】品揃えで気をつけていることや、こだわりをお教えください

お客様が望むものを作りたいというのが第一です。「タイだから仕方ない・・・」と思われるのは嫌なんですよね。高品質にこだわったうえで、約20商品ほど揃えています。

20131008_siam_city_mart_001

品揃えへのこだわりは他社に負けないと語る、寺村社長

主力商品である米は、精米後3日以内のものをご提供するようにしていますし、毎朝運ばれてきたお米は、まず私が自ら炊いて品質を確認しています。タイ産の原料を使って作った焼酎を取り扱っているのですが、原料から委託工場の選定、製造方法をいろいろ検討し、製品化することができました。元々私は食のプロではないのですが、タイに来てから、米の研ぎ方や水を入れるタイミングなど、さまざまなことを経験し勉強してきました。最近では米を触ると、そのお米が水分量とか、品質のぶれが分かるようになって来ました。

【Q】タイ独特の商習慣はございますか?

やはりタイ人と日本人を比較すると、仕事に対する価値観が違うように感じます。タイ人は良く言えばおおらかということですが、時間にルーズな部分や仕事の粗い部分があります。日本人として、こういった中でどう仕事を回していくのかは非常に大事な部分です。また、タイ人の中にも仕事への価値観などが分かり合える人もいるので、そういう人を見つけたら大切にしたいですね。

【Q】日本企業へのアドバイスをお願いいたします

タイの日本食店もかなり増えてきましたが、個人的には今の倍の店舗数があっても、タイ人の日本食へのニーズは満たせないぐらいだと考えています。タイ人は消費意欲が旺盛で、これからもまだまだチャンスが大きいということです。皆さん、ぜひ一緒にタイで日本の食を広めましょう!

サイアムシティマート

2003年に設立。設立当初は携帯電話の販売業などを行う。2004年からは、日本米を中心とした食品販売業をスタート。現在では日本米の他、アルコール類や野菜、日本茶、梅干など、幅広いラインナップで日本食の販売を行っている。

業種:食品卸販売、デリバリー代行、宅配など 店舗数:2 従業員数:22名
本社所在地:BANGKOK, THAILAND
お話:社長 寺村 氏

企業インタビュー バックナンバー

関連タグ





メルマガ登録はこちら