世界でたたかう外食企業

PB商品が地元のデパート、スーパー、日本食レストランに大好評(株式会社サイトウフーズ)

2013年08月27日

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日本と海外で培った水産業のノウハウと、魚の目利き力を活かして、タイで独立起業し、食品卸として成功されている株式会社サイトウフーズ様。タイ進出時の苦労話や、自社オリジナル商品の開発秘話は、今後、進出を目指す方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

【Q】事業内容をお教えください

バンコク市内を中心に、日本米や冷凍食品、鮮魚、調味料などの総合食品卸を行っています。宅配業にも力を入れ、保冷車などの車7台と配送用バイク15台を保有しています。

【Q】タイ進出の経緯を教えてください

元々日本で水産関係の企業に勤務しており、海外畑を歩んでいました。タイには缶詰の合弁企業で勤務していたときに駐在していたことがあり、タイのポテンシャルの高さを認識していましたので1997年にタイで水産物を扱う企業を起業しました。

【Q】タイ進出後の苦労、主な出来事・沿革を教えてください

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事務所内で商品を保管、発注後の素早い配送に対応します

駐在経験があったとはいえ、異国の地で一人での企業ですから、苦労の積み重ねでした。いきなり注文してくれる方も多くはないですし、まずはお客様を獲得するために、1軒1軒バンコクのレストランを回りました。魚の知識はありましたので、レストランの方から「こんな魚を仕入れて欲しい」という注文をいただいて、タイ中からそれに合った魚を仕入れてくるという仕事から始めたのです。

もちろん、受注だけでなく、仕入れから配送まで1人でこなしていたので、深夜から明け方にかけて地方漁港に行き、直接漁船より仕入れ、午後にバンコクの各顧客に配送し、働き詰めの生活を続けていました。居眠り運転で危ない思いをしたことも何度もありましたよ。しかし、そんなことを繰り返しながら、魚の質が良いという評判をいただいて仕事を大きくしていくことができました。

【Q】販売先はどのような業態が多いのでしょうか?

日本食レストランとバンコク在住の日本人が中心です。タイ人一般消費者向けの販売も挑戦したことがあるのですが、「確かにおいしいけれど、もっと安いものがある」と言われてしまうことが多く、品質よりも価値重視のタイ人一般消費者には上手くいきませんでした。

【Q】タイでのオリジナル商品の開発にも力を入れていらっしゃいますね?

はい。現地に委託工場があり、肉シュウマイ、エビシューマイ、鉄板ギョウザ等、品質重視の製品を多数生産、販売しています。粗引きポーク100%のオリジナルソーセージは1年かけて独自の製法を編み出しヒット商品となりました。また、和歌山の栽培方法を元にタイの山奥で梅を生産し、収穫した梅で梅干しを製造したり、タイ北部で日本米の栽培に取り組むなど、オリジナル商品の開発には力を入れています。

【Q】仕入れや品揃えのこだわりは?

カンボジア国境の漁港まで魚の仕入れにいったり、日本に出向いて良いものを探したり、品揃えや仕入には人一倍こだわっています。最近で言いますと、フルーツトマトなど糖度の高い野菜や果物を見に日本の農家を訪問してきました。いずれはこちらで栽培もしたいと考えています。

【Q】今後の展望についてお聞かせください

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熱いメッセージを語っていただいた斉藤社長

やはり私自身、食が好きですので、これからも自分で自信を持てる商品を提供したいですね。そして、タイの方に日本以上の品質の商品を提供したいと思って取り組んでいます。

【Q】日本企業へのメッセージをお願いします

日本食は確かに流行っていますが、真の日本食というものはまだまだ知られていません。高い技術があって品質で勝負できる、というものがあれば成功のチャンスは十分あると思いますし、今後の日本の活路の1つではないでしょうか。当社では受託形式によるテスト販売のサービスも行いますので、自慢の自社商品をお持ちで、バンコクでぜひテスト販売をしたいとご希望の方はご相談に応じたいと思っております。

株式会社サイトウフーズ

1997年7月設立。デパート、スーパー、日本食レストラン向け食品卸及び、日本人家庭向け宅配業。タイ産日本米、冷凍食品、アルコール製品/調味料、鮮魚を取り扱っている。オリジナル商品の開発や日本の農産物の販売も実施。

業種:食品卸 店舗数:1 従業員数:28名
本社所在地:1/10-1/12,Room 109,111.1FL. Soonvijai Condominium Soi SoonvijaiNew
          Petchburi Rd.,Bangkapi Huaykwang 10320 Bangkok Thailand
お話:社長 斉藤 氏

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